本文とはまったく関係のないモレのへんな寝姿
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9月5日の夜、TVドラマで『外科医 須磨久善』が放映される。水谷豊が主役で実在の心臓外科医を演じるらしい。
須磨先生と聞いて、ちょっと懐かしくなった。
ただし、私の知っているのは須磨久善先生のお父様の獣医の須磨先生。
前の犬ウンパキが、原因不明で立てなくなったとき3軒目に訪れた病院が須磨先生の「KOBE愛犬病院」だった。
神戸の実家にウンパキを連れて通院の為に泊まり込んだ。
仕事は神戸から通い、留守中の看病を両親にお願いした。もう、6年前になる。
ギリギリ診察時間に間に合うように、毎日4時半に早退して帰るとすぐに車を飛ばして、診療室のあった三宮の山手まで寝たきりのウンパキを運んだ。
その頃、先生はすでに70代のおじいちゃんだったが、しゃれっ気があり一緒に行った母ともども、「美人やなあ」と毎回言ってくれた。
待合室には本やビデオテープが並んでいて、隣のテレビで見ることができた。
そのビデオが、NHK『プロジェクトX』で息子さんの須磨久善さんの回だった。自慢の息子だったのだろう。
息子さんは日本で初めて心臓バチスタ手術をした医師だそうだが、須磨先生もバベシアダニを発見し、犬に鍼治療を施した先駆者だった。
余談になるが、このブログタイトルは『ナニワ金融道』をもじったものだ。その作者の青木雄二さんも先生に自分の飼っていたドーベルマンを助けてもらったということから先生の著書の挿絵を描かれていた。
同年代の母が楽しそうに先生と話していたことを懐かしく思い出す。
その先生も数年前に亡くなり、母もいない。ほんのちょっと秋の気配が感じられる今日この頃だ。