いつも行くランのオーナーのわんこたちはゴージャスな首輪をしている。また、よく似合う。多分私が友人の披露宴でめいっぱい着飾った時でさえあのゴージャスさにはかなわないだろう。
夜のランで地面に光る彼らの落としたスワロフスキーの一粒を拾って喜んでいる時点で負けている・・・
その首輪は併設のショップの一角のガラスケースに飾られているものだが、他にも有名ブランドのものが並んでいる。
かれこれ30年ほど前に私は初めてルイヴィトンの首輪を見ている。48c180b5.jpg

神戸の異人館どおりの洋館の1室をブティックにしているお店があった。October14という名だった。そこには外国人の方が実際にまだ住んでいたようだ。なんと実物のメイドも見たのだ。銀のトレイで主人にお茶を運んでいた。秋葉原にいるようなニセモノではない。
まだ、子供だった私たちはまるで異次元の世界に迷い込んだような気分になり、外に出た。そのときにフラフラと歩いてきたドーベルマンがいた。頭を撫でてやるとまたどこかに行ってしまったが、その犬がヴィトンの首輪をしていたのだ。ヴィトンなんて雑誌の中の小林麻美の愛用のボストンくらいしか見たことがなかった。
なんと私のヴィトン初対面は犬の首輪だったのだ。(その後も他人の物としてしかお目にかかってはいないが)
しかし、本当にそうだったのかなあ?ヴィトンの犬の首輪は30年前にも売っていたのだろうか?ヨーロッパの貴族の犬御用達の歴史はありそうだが、私の記憶が確かだったのか調べてみたい気持ちになっている。