ナニワ犬遊道

ぶち犬兄弟仁義

入院~その1

昨日の朝7時にアテルイとモレを矢野センセイのお宅まで届けて、その後入院。朝のぶち犬たちはそんな気配を感じることもなく、『今日は仕事の日なん?』という感じでおとなしく過ごしていた。なぜかめったにしない仲が良さげな雰囲気。
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病院はちょうど1年前に職場の同僚が入院してお見舞いに行ったところだった。立地や内装に『いや~ん、ホテルみたいに綺麗、私も入院するならココ!』なんて言っていたら本当になった。
確かにお隣がホテルモントレーでお向かいがリッツカールトン。そんな無粋な建物は建てられないような場所だ。
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梅田の地下街から直通で入れ、一階にはスタバもある。そんなだから、気分的にはシティリゾートの7日間ぐらいの感覚で緊張感も全くなし。
検査も終わっているので、今日は外出で西梅田界隈を散策中。
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リッツで少しクリスマス気分を味わって、病院内の窓からは空中庭園のスカイビルや梅田北ヤードも一望できる。
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入院時に家族構成図を書いてくださいと言われ、「自分ー犬・犬」と書いたら、看護士さんに『犬を書かれたのは初めてです』と言われたが、気がかりなことなどの患者のメンタル面を把握するための票だったので、『あえて書きました』と答えた。
頼れる家族がいないという限りなく天涯孤独に近い状態だけれど、今回入院するとなった時、それを知る犬友さん達から入退院の付き添いや、手術の立ち会いまで『行ってあげるよ」とおっしゃっていただいた。
お見舞いに駈けつけてくださったり、また、遠くからもご心配いただき、感謝の思いと共に「私は幸せ者だ」と思った。
隣のベッドのおばあちゃんは大きな手術を終えて、明日退院だそうだ。命が助かったことに「感謝してますねん」の言葉。その感謝の対象がとても広い宇宙であるかのように感じて胸が熱くなった。
そして、私は声を掛けてくれたおばあちゃんに感謝した。
昨日はお山の犬友さんと犬談義、今日も広場の犬友さんと犬談義。
明日の手術はいつもどおりの穏やかな気持ちで迎えられそうだ。
ありがとうございます。

アテルイが変

思えば先住犬のウンパキも2歳になると落ち着いて、4歳5歳はほとんど寝ていることが多かった。
モレにしても、夜の散歩から帰ってしばらくするとソファで丸くなり、9時には就寝だ。
アテルイはつい昨年までは、朝は5時前からご飯、その次は散歩、おやつ、、、私の支度中も靴下持って逃げたりと朝も全開。夜も散歩から帰り眠いモレの首を引っ張って遊びに誘ったり、私にボール遊びをねだって何度も飽きることなく室内遊戯で10時までは確実に全開状態だった。
ところが、半年ほど前に日記に書いたように朝はモレが目覚まし当番になって、アテルイは起こさないと私と一緒にいつまでも眠るようになり、ご飯と散歩を終えるとまた熟睡するようになった。
その時に、「これはおかしい」なんて病院で診てもらったがどこも悪くない。
そして、2度目の大異変。今週になってから、夜の散歩から帰るとすやすや眠ってしまうのだ。
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そういう状態は土日に昼間ひっぱりまわした時にしかないことなので、私としては「ど、ど、どないしたん?」「どっか悪いん?」て気持ちになる。
しかし、私の知る他の犬ではそれが普通。
やはり7歳落ち着き説の証明で、来月の7歳の誕生日に向けてアテルイneoに変身したのだろうか?
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にしても、こんなに突然おとなしくなるか?と自問自答の数日間。

とここまで書いて、今日のお散歩後。
今週に入ってのおとなしい普通の犬状態は、ちょっとした変調だったようだ。
一瞬私の膝でスヤスヤし始めたが、5分ほどでムクッと起きだし、ボールを咥えて「ウォウウォウ」始まった。洗濯と掃除で相手していなかったら、箪笥の引き出しを開けて靴下咥えてきて「追っかけてぇ」の自己顕示だ。
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「コラ!」なんて言いながら、内心ホッとして「多少普通とは違っても元気でいて」と思ってしまった。
でも、こうやって暖かい日や寒い日が行ったり来たりしながら季節が変わるように、だんだんと大人しくなっていくのだろうな。

お大師さん

日曜日、朝から女友達3人連れで高野山までドライブに出かけた。各人に犬2頭連れの計6頭。
MYKちゃん&バフィ(ラブ)&クリーク(ゴル)、MRちゃん&エマ(ラブ)&パル(シェパ)はすべて女の子。うちは私とアテ&モレのおっさんトリオ。
けっこうなクネクネ道を約2時間ほどでたどり着いたのは高野山金剛峯寺。
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寒くてレンズが曇った。この後は食べてしゃべって食べてしゃべって・・・
「別に高野山でなくってもええんちゃうん」とそれぞれが思いながらも、思いっきりしゃべって笑ったので、ある意味心が洗われた。
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途中、弘法大師が歩いた道をギャーギャー言いながら犬連れで歩いたり、山奥の石窯ピザ屋に立ち寄ったりした。
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あ~楽しかった。
モレのイボを2人に見てもらったら、MYKちゃん曰く「私の足にできたのと一緒や。心配ない!取ったらなおるわ」の力強い一言。
その見立ては当たっていた。
今日、病院から結果の連絡があり、「悪いものではないようで、取るのもそんなに急がなくていい」といった内容だった。
ご心配おかけしました。皆さんの祈りがお大師さまに通じたか何事もなくホッとしました。ありがとうございました。
よかったね、モレ。
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この間の軽井沢のドッグバケーションで撮ってもらったとっておきの可愛いモレです。

モレ、ピンチ

今朝、公園の帰りドロドロになった足を流していると「ん?」
モレの足に何かできてる。
左後ろ脚の外側の肉球の後ろに膨らんだ焼き餅のようにぷっくりと。
けっこう大きいのに全然気付かなかった。
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モレは病気や怪我と無縁と決め込んでしまっていたので、びっくりしてすぐに動物病院に連れていった。
先生は「ゴムで根元を縛ったらポロリととれそうですねえ」と冗談言っていたが、とりあえず組織を調べてもらうことにしてもらった。
針を刺して組織を取ろうとしてもらったが、2度やってもらってもうまく吸いだせなかったらしい。
いずれにしても引っ掛かってもげるといけないので切除しましょうということに。
年内に私に続きモレも手術ということになりそうだ。
モレ、ますます病院が恐くなるかも。
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軽井沢~モレ編

旧軽井沢の人気のDoggoodsのお店(ジェイ・ジョニー)で道行く犬を眺めるモレ。この後プシケmamaにお願いして鳩山家別荘に案内してもらった。
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今回の旅行でのモレはけっこう問題児。アテルイが予想外にヤキ入れ行動しなかったのでほっとしていたが、モレが初対面のホーリー君とウィロー君に対して「おい、どっちが強いかはっきりさせようやないか」と詰め寄った。
とはいっても、モレは明らかに自分が強いとわかった相手にしかこれはやらない。(なんというちっちゃい奴だ)
そんなわけで、あまり放してもらえずいっぱいいる女の子ともお近づきになれずでモレにとってはガッカリだったかもしれない。
ウィロー君まだ2歳だけれど、貴公子のようにかっこいい。シュッとしている。ハンサムに対しては手厳しいモレはそのせいもあって偉そうに兄貴風吹かせたのだろう。そんなだったので、ウィロー君の写真を撮られなかったのだけれど、いわゆる「これがイングリッシュセターです」という見本のような子だ。
モレと見比べると明らかにモレが「ボルゾイ?」とか尋ねられるのが納得できてしまう。
今回会いに来てくれたモレの兄弟犬は年上の兄のプシケと同胎の弟オスカーと妹のサラブルー。中ではサラブルーが一番似ている。
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でも、基本的に女の子だから体形はまったく違うし、サラブルーは顔の点々が多くて立ち姿も奇麗でセターの見本として出てきても納得できる。
プシケ&オスカーは見間違うほど似ていて体躯ががっしりとして迫力もあり美しい。
常々モレに感じていた違和感が今回みんなと並んでみてわかった。モレは足が短い。
ウィロー君もプシケ兄ちゃんもオスカーも馬で云うとサラブレッドだとすると、モレは道産子っぽい。ずんぐりしている。
そして、おでこのストップがないので、顔が長い。点々の少ない色白なところは子牛のようだ。
違和感はEセターぽくないというよりは、犬っぽくないのかもしれない。
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朝のフィールドで男兄弟3頭で遊び始めた瞬間の珍しい一枚。モレが入ったのは初めてのこと。兄弟とわかっているのだろうか?
しかし、この後、プシケ兄ちゃんのお誘いのほえ声にビビって私に助けを求めに来た情けないモレ。
ウィロー君に偉そうにしたのはどこの誰だ?
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街歩きの時、顔の大きさを比べようと並んで撮った記念撮影。(プシケ家のアルバムから借用した)
左が弟のオスカー、真中が兄ちゃんのプシケ、右がモレ。まだ、プシケ兄ちゃんが怖くて完全に体が逃げている。
結局、昔のままのあかんたれ。偉そうにするの慎みなさい。

軽井沢~アテルイ編

今回は15頭のうち8頭がフィールド系だった。地元の人だからこそ知る北軽井沢の自然あふれる場所に案内してもらった。
今回の旅行で、一番うれしかったのは最近爆走していなかったアテルイだったかもしれない。
ドッグランでもルナちゃんと走り遊び、そしてこのフィールドでも。
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川あり、草むらあり、急傾斜あり、フィールドありのセター達にはたまらないロケーション。
特にコルク君、ホーリー君、ソフィちゃんは筋金入りの実猟犬出身なので、水を得た魚とはこういうことかといった感じで走る走る。
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最近は少し鳥追いも卒業かという感があったアテルイも嬉々として走っていた。
フィールド、ベンチ共に個性的で面白い犬達が揃っているけれど、どちらかというとベンチはまだ飼いやすいように思う。
フィールドは一筋縄ではいかないクセのある犬が結構多い。
アテルイも私なりに手を焼き、格闘の年月を送ってきた。
以前はこんな場所で放すなんて考えられず、もしかしたら戻ってこないかもしれないと覚悟しての話で、のんびり構えてはいられなかった。
でも、今は「きっと大丈夫」という安心感がある。
この2日間もランでもフィールドでも呼ぶと私のところめがけて走ってきた。私を通り越して走りながらも、常に私の場所を意識しているのがわかる。
その上、今回はパッチギ系も封印で、自分から仕掛けていくこともないばかりか、信じられないことにモレの弟のオスカーと追いかけっこをして遊び、前足を使って遊びを誘った。
これはもうありえないことだった。
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ここまで来るのに6年半。そのぐらい経てば当然の話で「何をおおげさな・・・」と思われることは覚悟の上で告白しよう。
疲れて多少意識が朦朧とした帰りの車の中、旅行の間ずっと感じていたアテルイとの気持の通じ合いを思い返し、ホロリとした。
そして、以前マリアちゃんのpapaさんに聴いてみてと勧められた「雪の華」の歌詞を思い出しながら、『うぇ~ん』と号泣しながら長野から岐阜へぬけて行ったのだった。
どの子にもそれぞれのストーリーがあり、葛藤や格闘や、泣きたくなるようなことがたくさんあったはずだ。
そういうことを共有し合える犬たちとその家族だからこそ、数回しか会っていなくても初対面であっても、あるいは一度も会っていなくても、気持の通じ合いを感じることができるのだろう。
きっと私の号泣もご理解いただけることと思う。
爆笑と号泣は疲れた心に一番効くらしいので、犬で笑い、犬で泣こう。
さて、次はちょっと困ったモレのお話につづく。
(ほとんど、いい写真がなくて残念・・)

軽井沢まで

土曜日曜で、軽井沢に行ってきた。
夏前に犬のお友達と興が乗って「軽井沢に行こ~!」って話になった。あちらに週末のお家をお持ちのセターのお仲間に「行きますからね~」と声を掛けたら、近郊からあるいは遠くから集まっていただけるということになった。
宿のことやら私の勘違いやらいろいろあって、結局今回は私一人で土日の一泊二日という強行になってしまったが、充実した楽しい2日間を過ごすことができた。
これは宿の「ホテルアスプロス」の庭の様子。スタッドレスは大正解だった。
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ミモザさんのサラ&ルナ、ララママさんのレノ&ウィロー、コロママさんのサラ&コルク、ハルさんのホーリー&ソフィ、そして、モレの年上のお兄ちゃんのプシケ、モレの弟のオスカーそしてティナ&パトラ、モレの妹のサラブルーそしてエリアル、うちのアテルイとモレの15セターズ。
北軽井沢は犬にとってとてもよい環境で、できることなら私も移住したい。
まず、清潔で広々としたドッグラン「ドッグバケーション」で皆さんと会い、4年ぶりの再会となった方々と、その新しい家族。そして、ハルさんとは初めてお会いすることができた。
親バカで申し訳ないが、「ドッグバケーション」のブログにモレのかわい~い写真をUPしていただいている。
さて、往復16時間の運転はかなりこたえた。夕べ12時前に戻って、今日は仕事に出掛けたが、午前中にひと仕事終えてからは即身仏のように座って過ごした。
ということで、本日はこの辺で。。。続きは明日。おやすみなさい。
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